石巻あゆみ野駅前にあるあゆみ野クリニックでは漢方内科・高齢者医療・心療内科・一般内科診療を行っております。*現在訪問診療の新規受付はしておりません。
専業農家と兼業農家
2025/06/05
あゆみ野クリニックに心療内科があるのは皆さんご存じだと思います。農家の患者さんも時々来ます。しかしそういう人で「兼業農家」は一人もいません。農業をやる苦労のあまり心を病んでやってくるのは全員が専業農家なのです。
専業農家、特に宮城県北部の大規模農家は、米作が中心です。宮城県は有名な米地帯です。ササニシキやひとめぼれなど、全国ブランドの米がたくさん作られています。
そういう米を大規模農場で作る農家が、心を病むのです。
無論、農業そのものに発する苦労はあります。いくら電子化が進んだとは言え、今でも農業はお天気しだいです。当院の患者数もかなりその日のお天気に左右されるのですが、農家にとってはそれどころではありません。天候不順になれば、幾晩も夜を徹して田畑の状況を観察し、適宜手を打たねばなりません。1度の温度差だって収穫に影響するのです。
しかし専業農家の悩みは、それだけではないのです。
専業農家、特に米農家は大規模農業で米を作るのですから、国の減反政策の助成金なんか受けられません。何しろ日本は農民に、主食である米を作らなければ助成金を出す不思議な国です。米を作る農民は助成が得られません。つまり、減反政策で助成金が入るのは土地を持っていても米を作らない兼業農家であって、大規模に米を作る専業農家ではありません。
兼業農家は減反で入る助成金に加え、空いた土地を貸し出す地主でもあります。専業農家はそういう兼業農家から土地を借りるのです。つまり、専業農家は大規模農家ですが、小作人なのです。一方兼業農家は「零細農家」と言われますが、実は土地を貸し出す地主なのです。さらに兼業農家は当然兼業しているのだから農業以外の収入があります。しかし農業一本の専業農家は24時間365日農業に専念しなければなりません。専業農家に「労働基準法」なんかないのです。
だから専業農家が心を病むのです。兼業農家は「農業をしない」事で助成金を貰ってのうのうとしているのです。
明らかに間違ったことが行われているのです。世界中何所でも農業は国が保護しますが、それは「農産物、食料を作れば保護する」のです。「主食を作らなければ金を出す」なんて言う国は日本だけであって、かつそれは「完全に間違っています」。
こう言うことが農業だけでなく、国の隅々までまかり通っているのが今の日本です。だから私は「日本国なんか潰してしまえ」というのです。なぜなら今の「日本国」というものは、こうした明らかに矛盾した永年の腐敗したしきたりの塊だからです。
日本国なんか、潰しちまえ!
専業農家、特に宮城県北部の大規模農家は、米作が中心です。宮城県は有名な米地帯です。ササニシキやひとめぼれなど、全国ブランドの米がたくさん作られています。
そういう米を大規模農場で作る農家が、心を病むのです。
無論、農業そのものに発する苦労はあります。いくら電子化が進んだとは言え、今でも農業はお天気しだいです。当院の患者数もかなりその日のお天気に左右されるのですが、農家にとってはそれどころではありません。天候不順になれば、幾晩も夜を徹して田畑の状況を観察し、適宜手を打たねばなりません。1度の温度差だって収穫に影響するのです。
しかし専業農家の悩みは、それだけではないのです。
専業農家、特に米農家は大規模農業で米を作るのですから、国の減反政策の助成金なんか受けられません。何しろ日本は農民に、主食である米を作らなければ助成金を出す不思議な国です。米を作る農民は助成が得られません。つまり、減反政策で助成金が入るのは土地を持っていても米を作らない兼業農家であって、大規模に米を作る専業農家ではありません。
兼業農家は減反で入る助成金に加え、空いた土地を貸し出す地主でもあります。専業農家はそういう兼業農家から土地を借りるのです。つまり、専業農家は大規模農家ですが、小作人なのです。一方兼業農家は「零細農家」と言われますが、実は土地を貸し出す地主なのです。さらに兼業農家は当然兼業しているのだから農業以外の収入があります。しかし農業一本の専業農家は24時間365日農業に専念しなければなりません。専業農家に「労働基準法」なんかないのです。
だから専業農家が心を病むのです。兼業農家は「農業をしない」事で助成金を貰ってのうのうとしているのです。
明らかに間違ったことが行われているのです。世界中何所でも農業は国が保護しますが、それは「農産物、食料を作れば保護する」のです。「主食を作らなければ金を出す」なんて言う国は日本だけであって、かつそれは「完全に間違っています」。
こう言うことが農業だけでなく、国の隅々までまかり通っているのが今の日本です。だから私は「日本国なんか潰してしまえ」というのです。なぜなら今の「日本国」というものは、こうした明らかに矛盾した永年の腐敗したしきたりの塊だからです。
日本国なんか、潰しちまえ!