法令遵守

2025/07/03

三陸自動車道から別れた仙台南道路の長町ICで下りて4号バイパスとぶつかる交差点を「鹿又交差点」という。ここはどちらもかなりな交通量だから、絶えず渋滞するし、とりわけ朝夕の渋滞は酷い。

ところがこの交差点では特に夕方の退勤時間に、非常に不思議な現象が起こる。

始めに確認しよう。日本の道路交通法では、直進車が右左折車に優先する。

ところがこの鹿又交差点では、右折車が皆強引に交差点に突っ込んでくるのに、長町インターで降りた直進車は交差点の中が痞えていると前に進もうとしない。しかしこの交差点は絶えず強引に突っ込んでくる右折車で痞えているから、「前が痞えている」と言って発進しなければ、それは何回信号が変わっても交差点には入れない。右折車が強引に突っ込んでくる以上、右折車より優先される直進車はさらに強引に交差点に進入すべきだ。例えその結果自分の車が交差点のど真ん中にいる間に信号が変わり、対向の右折車からクラクションを鳴らされたって、平然としていれば良いのである。

一番先頭の直進車がいつまでも動かないとき、私はぐいっと追い越し車線に車線変更して交差点に突っ込む。当然交差点のど真ん中で止まってしまい、対向の右折車がブーブー言うことはあるが、私は平然としている。

こう言うことは、バンコクでは当たり前だし、当然ホーチミンやビエンチャンやダッカでも当たり前なのだから、仙台でも当たり前だというのが私という人間の発想なのである。因みに石巻では、交差点で自分の前を走っている直進車が急停車することがある。右折車に道を譲るのだ。これは今でも慣れない。後ろを走っていると仰天して、思わず前にぶつかりそうになる。まあ今乗っている最新式のVolvo V60は本当にぶつかりそうになると車が急停止するから、ぶつかることはないのだが。

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